高尾森林ふれあい推進センター 森林ふれあい推進事業
魅力満載・冬の高尾山を歩く

2023年2月7日(火)
開催場所:JR相模湖~大垂水峠~(首都圏自然歩道)~城山山頂~小仏峠~景信山山頂~宝珠寺~小仏バス停


JR相模湖駅前から大垂水峠方面のバスに乗車、1週間前の下見の際には駅前の遊園プールが氷結していましたが、立春を過ぎた今日は春の息吹も感じるような陽気で、当初心配した登山道の凍結もなく、大垂水峠バス停から小仏城山に向けて登り始めました。

途上でホオノキの倒木があり、その冬芽は超大型で葉痕は輪状に集合していることが眼前で観察出来ました。この辺りの山林は、ヒノキや杉の間伐材の処置の仕方から、水源涵養や防災林の役目が多い印象を受けました。

 

小仏峠は江戸時代の五街道の一つの「甲州道中」で、現在の国道20号線の旧道である。この街道の難所として知られた小仏峠は標高548メートル、武蔵野国と相模国を結ぶ国境の峠であった。その名は一寸八分の小さな仏像が峠に安置されていたことが由来といわれており、明治天皇の聖蹟碑と三条実美の歌碑もあることからも往時が偲ばれます。

 

景信山(標高727㍍)は東京都と神奈川県の境界にある山で、山頂では薄曇りの天気でしたが雪景色の雄大な富士山と東京都心の景色を堪能しました。

その後、景信山から小仏バス停へ下り、バス停手前の宝珠寺で都の指定天然記念物の「カゴノキ」も観察できました。

 

今回のアンケートには「観察した冬芽、樹木、木の実など幾つか上げてください」との項目を加えましたが、多くの参加者が枠一杯にその名前を記入し、冬のたたずまいを楽しんでいただけたようです。

次回は春の花芽の時期に観察に訪れたいという思いを抱いて、全員無事に小仏バス停でバスに乗車しました。 


【参加者】37名

【スタッフ】主幹事:長谷川守  副幹事:三井大造  班長:長谷川守、三井大造、宮崎精励、篠原直樹、中林和雄

      アシスト:田中清子、室伏憲治(報告)


▼写真をクリックすると拡大します