少し曇りがちながらも爽やかな秋晴れ。JR高尾駅北口から9時12分発のバスに乗車して小仏に向かい、寳珠寺で開会式。和やかな雰囲気の中、同寺のカゴノキの解説からスタート。小仏川沿いを進み、カントウヨメナやアズマヤマアザミの花、ネズミモチの若い緑色の実などを観察しつつ、登山口へ。ここからは少々急坂が続くため、休憩をとりながらゆっくり登る。登るにつれて花が増え、コウヤボウキの沢山の花に「かわいい！」と歓声。その後もオクモミジハグマ、アキノキリンソウ、ノハラアザミ、ヤクシソウなどの花々やツルリンドウの紅色の実、山頂近くではセンブリ、コシオガマなどの花やセンボンヤリの実も見ることができ、すっかり秋の風情。

特に遅れる人もなく、予定通りに山頂到着。参加者はテーブルでゆったり昼食をとりながら、始まりかけた紅葉や広々とした眺望（少々靄っていたものの）を楽しんでいた。昼食後、小仏峠に向かって出発。下りは歩きにくい坂が続き、注意を促しながら慎重に進む。小仏峠で一息つき、さらに登山口まで。途中、ノブキの実、ツリフネソウの実の弾け方、ボントクタデやメナモミの花などを観察。寳珠寺に到着して閉会式を行い、小仏バス停から予定通り14時40分発のバスで帰路に着いた。調布市スポーツ協会のスタッフと連携しながら、事故もなく無事に終了することができ、参加者の皆さんに秋の一日を楽しんでいただいた。(写真：開会式）